2009年11月19日木曜日

インプロ・ダンス ワークショップ2009 第1回

ファシリテーターの中込裕美です。
全3回のインプロ・ダンスワークショップの第1回目を行ないました。

まずは、このワークショップに参加した理由と、簡単な自己紹介をしました。ほとんどの人がダンス経験がないようでした。

次に体をほぐすため、肩幅で立って膝をゆすり、上半身を緩めます。そして間接をほぐしながら、次第に歩く動作にしていき、ストレッチしていきます。歩きながら、色々なイメージの中で遊びました。ゼリー状の中、暑いサウナの中、ミストサウナの中、春の風の中、秋の風の中、天国、地獄、夏の砂浜・・・最後は、自分の家の中を歩きました。

今度は、周りとの関係で生まれる動きを体験してもらいました。ルールに沿って動くだけで、全体にまで動きが生まれるダンスです。
誰かの後ろについて歩いたり、その先に誰かを見て歩いたり、隠れるのを辞めて、追い抜いたり、正三角形を作ったりしました。

次に、目を閉じた人をもう一人が誘導しながら歩くワークを行ないました。しかし、恐怖心から、おしゃべりが多くなったり、気分が悪くなった人が出来てたので一度中止。頭から体(左脳から右脳)にモードがシフトするとき、恐怖心から防衛本能でノイズが入る。ということをお話して、一度、個人で探索してもらうことにしました。

一人ひとりが目を閉じて、一人で部屋の中を探索します。最初は、蛍光灯を1列だけ付けた中を歩き、そのうちに、蛍光灯を消して、白熱灯にしました。白熱灯の明るさを変化させたり、動かしてみたりも。最後は、見付けたお気に入りの場所に行ってしばらく佇み、目を開けました。30分くらい行なったので、みなさん、すっかり体(右脳)モードに入った様子。感想を聞いても、言葉にならないようすだったので、先にダンスを発表することにしました。

ショーイング(発表)では、ふたつのチームに分けて、それぞれ別のルールで踊りました。1番目のチームは、リード&フォローで音楽に合わせて踊り、2番目のチームは、いろいろな歩き方を音楽に乗せてダンスを作りました。

体(右脳)モードになっているところを言語を司る頭(左脳)を働かせるために、先にアンケートを書いてもらった後、輪になって感想をシェアしました。

 ・とっても不思議な気分。不思議発見。
 ・少し、イメージした「ダンス」とは違いましたが、新たな表現活動を体験できた気がして、とてもおもしろかったです。
 ・ふしぎな体験でした。体のありとあらゆるパーツをつかった気がします。
 ・人間の何か性質というものを実感しました。
 ・インプロ・ダンスがこんなに楽しくておどろきました。
 ・その場の状況、音楽に何も気にせず、身を委ねるだけで、あのようなことができることにとても感動しました。
 ・全体を通して楽しくやることができました。
 ・ほとんど会話はなかったけれど、自分がリラックスしたら、自然とみんなのことが好きになれた。
 ・普段は感じないような不思議な気持ちになりました。
 ・目を閉じて行なった時、周囲の音を聞こうという緊張気味の気持ちとなんだか眠くなるような落ち着くような気持ちとが両方襲ってきて、本当に何とも言えない感じになりました。
 ・最初は恥ずかしさやためらいがありましたが、どんどん行っているうちに恥ずかしさが消えていって自分の思うように身体がうごくようになりました。
 ・表現の頂点をみた!楽しかった。1人でも2人でも楽しかった。皆だともっと楽しい。
 ・想像と異なっていた。
 ・感覚、感じるってすごい!!楽しむと怖くなくなった。感じるままに感じるって本当にありのままだ。頭使うと感じなくなる。
 ・感じながら風になったようで気持ちよかったです。目をとじていたときは五感がフルに感じている感じでした。
 ・夢の中に迷い込んだような気持ち。記憶があまりないけど、心地よかった。すごく眠くなった。

次回11/26も、このような感じで、ゆっくりのんびり実験しながら、ダンスがどんな風に生まれてくるのかを楽しみます。ご興味がありましたら、どうぞご参加ください。ありがとうございました。

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