演劇ワークショップ~小金井に咲く 100人の初恋~レポート
第三回(1月20日19時~21時)
場所 前原暫定集会施設
こんにちは、ワークショップ参加者の木田です。
1月中旬から始まった初恋演劇ワークショップも、ついに3回目になりました!今回のテーマである「初恋」の誰もが持っているときめく話のおかげか、参加者同士の距離も出会って3度目とは思えないほど近くなっています。素敵な演劇が創れる予感でいっぱいです。
部屋に入ると、前回(17日)選挙事務所の雰囲気を出すために作製した、一人の初恋を聞く度に一つずつ花をつけた模造紙が壁に飾られていました。今回も花は増え、小金井に100人の初恋の花が咲くまであと一息です。だるまも楽しみに待っています。
今回は、まず前回集めたインタビューシートを全員で一通り読破しました。笑ってしまうようなおかしなエピソード、心あたたまる記憶、ドラマのような素敵な初恋など様々あり、どれも大切に初恋の話をする人の様子が浮かぶインタビューシートでした。85枚のシートを読むのには25分ほどかかり、読み終わった人から少しずつ身体を動かすために、柔軟や軽いゲームをしました。
そしていよいよ今日の一番の山場、演劇づくりです。
今回は、参加者の生まれた季節で分かれ、4人ずつの4チームで演劇をつくりました。2月10日の発表に向け、まず演劇をつくることを経験するための今回限りのチームです。
各チームにインタビューシートが分配され、①全てのインタビューシートを使うこと②チームの4人全員が出演すること、を条件に10分程度の演劇をつくりました。
私のチームは、インタビューシートからまず演劇に用いるキーワードを抜き出すところから始めました。4人で和気あいあいと楽しみながら進行していきました。そして一つのキーワードから場所の設定が決まり、キーワードを繋げて更に細かい話の設定が決まり、と徐々に演劇の形が見えてきたところで、実際に演技の練習開始です。話し合いの時間は35分だったのですべては決められませんでしたが、話し合いの中で「このメンバーならできる」という信頼関係が築け、そのまま演劇が始まるのも楽しみに!
因みに他のチームは物語の展開から決めたり、場所の設定から広げて行ったようです。演劇のつくり方の多様性は発表にも表れていたように思います。
そして、いよいよ上演!!
最初は、あるケーキ屋さんで恋話と世間話の二つの話が進んでいき、自然な会話に初恋ワードが混ざる演劇。私は実際に演じていて、お客様のあたたかさですごく楽しんでできました。初恋ワードが突然話に入ることで笑いが起こることもありました。
次は、突然宇宙から始まる奇想天外な物語かと思いきや、夢だったという演劇。有り得ない状況がとにかくおもしろく、楽しんで見ることができました。
そして、小学生時代の初恋を思い出し、初恋の人に会いに行くけれど失恋する演劇。場面転換がうまく行われていて、物語に入り込めました。
最後は、久しぶりに会った男女4人の演劇。各々のキャラクターがとても生きていて、見ていてなんだかあたたまりました。
どのチームも個性豊かで楽しい演劇になっていました。心からの拍手喝采です!何より、どの人もずっと笑顔で演劇を楽しんでいたのが良い空間を作っていました。そして、勢いで作った演劇だからこそ参加者の個性が見れ、本当にあたたかく、素敵な人が集まっていることを改めて感じました。
自分のチームの発表では話し合ったことも大切にしましたが、それぞれが相手をよく見て舞台上でもその場でしっかりコミュニケーションできたのでなんとか形になりました。決まっていたのは使うワードや流れだけだったので、実際に発する台詞はあまり決まっていなかったのですが、むしろ楽しんで会話できました。お客様も良い反応を下さり、発表を良くしてくれました。
その場の全員で演劇を楽しんで、さらに一人一人の個性も出せたおもしろい発表会になりました。
2月10日の発表会も楽しんでお見せできると思います。
100人の特別な初恋の話から、小金井にどのような演劇が生まれるのか是非多くの方に観ていただきたいです。
2時間終始笑顔で過ごせました。毎回幸せな気持ちになれる初恋演劇ワークショップ、これからもとても楽しみです。
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